大学は役に立たないか?

はじめに

私は情報系の大学の大学院を出てSIerになんとなく入社しました。
専門はオブジェクト指向設計で、モデリングからアプリケーションの設計(詳細設計の部分が主でした)をする傍ら、研究としてフレームワークを作ったりしていました。
今思うと、専門と研究を別にしているあたり、あまりまともな学生だったとは言いがたいですね・・・

大学の勉強は社会で役に立たないか?

いろんな人が大学の勉強は役に立たないと言います。企業の人もよく言いますし、学生もそう言ったりします。きっと皆さんも一度は聞いたことがあると思います。

企業の人も、学生も言っちゃうあたり、「なんだかなぁ・・・」と思ったりもしますが・・・

私は大学時代いっつもプログラムを組んでました、院生になってからは書く量がかなり減りましたが、それでもかなり書いているほうだったと思います。

こんな私ですが、SIerに就職して4年たちましたが、技術的なことに限って言えば、ほとんど大学で勉強したことの貯金で暮らしています。

会社にはいると、サポートつきの商用のソフトを使ったりするので、それらについては新たに学びますが、それ以外は本当に大学の貯金です。

私の場合で言えば、バッチ処理に関する部分は大学時代には抜けていたので、バッチ処理フレームワークを作る段階でかなり勉強になりましたが、それ以外は・・・、といった感じです。

情報系の大学ということで、授業はネットワークから、ソフトウェア、アルゴリズム、暗号、プログラミング等、色々ありましたが、どうもソフトウェアにしか興味がわかなかった私は単位はとったもののソフトウェアやプログラミングの授業以外は、ほとんど適当に受けていました。

ネットワークなんて、はっきりいってほとんど分かりません、それこそクラスAとかクラスBとかがあって(AとかBとかなんだかよくわかっていない)、それぞれ割り振れるIPアドレスの数が違うんだくらいしか分かりません・・・

私の入社したSIerは上流から下流まですべてやっていますので、そういう意味では配属される部署によっては、まったくの役立たずになる可能性だってあったわけですが・・・

まとめ

個人的な感覚からすると、大学での勉強が役に立たないなんてことは全くありません。

真面目にやったかどうかは別として、やった人はそれなりに報われます。

特に、今は勉強の機会はネットによっていつでも開かれていますので、使い方しだいで入社したときの差がより顕著になると思います。

会社の同期を見ていても、研修のときから実力のあった同期は、今もみんな活躍しています。

まぁ、SIerに入ってしまうと色々あるので、一筋縄ではいかないこともありますが、それはまた別の機会に・・・

なので、大学で苦労するのか、会社に入ってから苦労するのかは、個々人で決めたらよいと思います。

ただ、大学でしか経験できないことももちろんあるので、それらとの折り合いをどうつけるのか?が重要になる気がします。

私は、「大学でしか経験できなかったことをもっとやっとけばよかったなぁ」と時々思ったりします・・・