ITの限界

そもそもITってなんなんだろう?

WikipediaではITは以下のように定義されてます。

情報処理(コンピュータ処理)および情報伝達(通信処理)の、工学およびその社会的な応用技術の総称。

ITAAの定義では「特にソフトウェアによる業務やコンピュータのハードウェアなど、コンピュータをベースとした情報システムの、教育、設計、開発、適用、実装、保守、管理」である。ITは電子的なコンピュータやコンピュータソフトウェアを使用して、情報に対するセキュリティ、変換、保管、処理、転送、入出力、検索などを取り扱う。

Wikipediaの定義を見ていると、現在、ITの範疇に入らないものの方が少なく感じますね。それこそ昔ながらの方法でやってる農業とかそれくらいしか、ITの範囲から外れないような気がしてきます・・・

でも、たぶん、本当にその通りで、今コンピュータが入ってないものってほとんどないですよね。

ってことで、ここでは「IT=コンピュータ」という定義にしたいと思います。

自分が勝手にひいていた限界

今日、外をふらついていた時に、ふと、いやな場面に遭遇したんですが、それってITで解決できないのか?っと思ったんです。一応、IT関係の会社に勤めてたんで、普通の人よりはITに詳しいつもりなんですが、それゆえに何ができて、何ができないのか、っていうのはかなり敏感なんで、「あ、こりゃITじゃ解決できないな」と、瞬間的に判断したんです。

その時に、「あー、ITのことを、万能視してる人が結構いるから、ITの限界の話でも書きたいなぁ」と思った瞬間、「あ、さっきの解決できる!」と思ってしまったんです。直接的な解決策ではないんですが、ITが間接的にサポートすることで解決できると。

現状、ITで何ができないのか?

ざっくり言ってしまうと、たぶん、現状でITができないのは「人の行動を直接操作すること」「ひらめくこと」くらいなのかなぁと、色々考えて思いました。たぶんそれ以外のほとんどのことは間接的にITでサポートできるような気がします。

しかし、最近では頭で思ったことで義手を操作できたりとITの進歩は目覚しいので、そう遠くない未来に上に書いたようなこともできるようになってしまうかもしれません。ただ、「人の行動を直接操作する」ことなど、それが倫理的に本当にいいことなのかは、もっと議論が必要な気がします。